建築現場ノート

【お引渡し】

『府中の家』

7/29に『府中の家』のお引渡しを行いました。

お施主様との出会いは「弁柄の家」でした。
4年以上のお付き合いの末、今日を迎えることができました。

約築100年の木造住宅を全面改修する大規模プロジェクトがLivearthとスタートしました。

約築100年となると
基礎はなく、石の上に住宅が立っているような形です。
耐震性能の面でも地震が起きた時、家が命を守ってくれるとは言えないような状況でした。

断熱・気密性能の面でも「夏は暑く、冬は寒い」
ヒートショックのリスクが高まる要因が多かったです。

使いやすさの面でも、家族が住まうLDK空間は暗く使いにくい、
水回りに至っては、冬場は外部空間にいるような室温でした。

これを聞くと「建替えた方がいいのではないか？」と思われる方も多いと思います。

それでも今回建替え(新築)ではなく、リノベーションを決意された心の内には
「築100年の木造住宅を次の世代にも残したい、受け継いでほしい」
という想いが強くありました。

家を持ち上げて基礎をつくる
外観から内装に至るまで、家族が住みやすい設計に
自然災害が起きても家が一番安心できる場所に

沢山の人の思いの末
丸1年をかけた大規模プロジェクトを無事終えることができました。

大切な家づくりをLivearthに任せていただいたこと
本当にありがとうございました。
お施主様らしい家をまた見させていただくことを楽しみにしております！
　
　
改めまして、ご改築おめでとうございます。
そしてこれからも
どうぞよろしくお願いいたします。

人生100年時代を見据えた、住宅医による「本質改善型リフォーム」。

耐震・断熱性能を含む6つの性能を定量的に評価し改修いたしました。