- ・作業時期 春~夏
- ・作業時間 10分程度
- ・道具/ 材料 殺虫剤
作業手順
1. はじめに
木製の家具や床にできた小さな穴については、『キクイムシ』の仕業の可能性があります。
5㎜程度の細長い虫で、成虫は5~8月頃の気温と湿度が高い時期に発生します。
暖房等によって部屋が年中あたたかい場合は冬に出現したりすることもあるため、一年を通じて注意深く観察が必要です。
2. キクイムシの被害によく遭う代表的な材質
ラワン材・ナラ材(床:オーク)が中心
その他、ケヤキ・タモ・キリ等の広葉樹も好む
木材の内部に幼虫等が潜んだまま屋内に持ち込まれることでの被害がほとんどです。
主に被害をもたらすのは、約10カ月間の幼虫の時期です。
キクイムシの幼虫は木材の内部を食い荒らすため、被害に気が付きにくいです。
木製家具や床に穴を見つけたら、キクイムシを疑い、駆除しましょう。
キクイムシは刺したり吸血したりすることはないため、人体に対する影響はございません。
3. 床や木製家具に穴を発見したら
1.「ガリガリ」と木を食べる音がしないか確認する。
2.木材の穴にキクイムシに適用のあるピレスロイド系の虫ケア用品(殺虫剤)のノズルを差し込み、吹きかける。
(1時間ほどおいてから再度吹きかけを2~3回繰り返します。)
※既に、幼虫・成虫がいなくても、再発防止のために予防散布しておくこともおすすめします。
【特徴】
・床や家具に細かい木くずが落ちている
・1㎜程度の穴があいている
成虫は弱く、市販の殺虫剤程度のもので簡単に駆除が可能ですが、
幼虫は木材の中に潜り込んでいるため薬剤が浸透しにくく、幼虫まで完全に駆除することが難しいです。
根気よく何度も殺虫剤を散布し、キクイムシの生態サイクルに合わせて最低1年間は注意深く対応する必要があります。
3. おすすめの殺虫剤
ご自身で駆除する場合は、エアゾール殺虫剤が効果的です。
【注意】
・殺虫剤使用後は、換気をしてください。
床の穴が気になる場合は、近い色の樹脂で埋めることも可能です。
その際はlivearthまでご連絡ください。